6月28日(火)
昨日の朝会の話です。
今日は、ヘレン・ケラーの生まれた日です。伝記を読んだことのある子どもも少なくありません。そんな日に話したのは、人の価値についてです。
勉強ができる人、運動のできる人、歌がうまい人、手先が器用な人など、それぞれ価値のある事なのですが、一番大切なのは、その人の生き方であり、毎日の生活の仕方であると話しました。
ヘレン・ケラーは、目も耳も不自由です。言葉は、サリバン先生の指導も有り、話せるようになり、ハーバード大学も卒業します。そして、世界各地を巡り、人々に生きる価値、人として大切なことを伝えていきます。通常の人間と比べると、できないことは多いと思いますが、彼女の生き方は、素晴らしく価値のあるものです。
マラソンで42.195㎞を2時間と少しで走る人がいます。同じ距離を6時間かけて走る人もいます。速く走る力を持っている価値、長く走り続ける力を持っている価値、どちらも価値があることです。
そんな話をした後、こんな問題を出しました。Aさん、Bさん、Cさん、Dさんの四人の人がいました。Aさんは、毎日Bさんをいじめています。Bさんは、Aさんから嫌なことをされても、毎日じっと我慢をしています。Cさんは、そんなAさん、Bさんを見かけると、Aさんをとめに入り、Bさんを励まします。Dさんは、そんなAさんBさんCさんの様子を見ても、何もしません。
さあ、人として価値の高い人は、だれでしょう。そして、人として価値の低い人はだれでしょう。子どもたちには、心の中で考えてほしいと言いました。そして、最後に、こう言いました。「人には、いろいろな個性があり、また得意・不得意もある。人の価値として一番大切なのは、その人の毎日の生活の仕方、生き方です。胸を張って、今日はこんな生活をしたよと言える人は、価値の高い生き方をしています。人に話せないような生活の仕方をせず、胸を張って毎日を送れるようにしてほしいです。」
本日の給食 カレーピラフ お豆のナゲット コンソメスープ ふくじんドレッシング 牛乳
感想・・・ピラフ おかわりしてしまいました。