令和元年度 夏休み科学部活動日誌【その5】
- 2019/08/06 11:46
夏本番です。九州の方では台風が猛威を振るっていますが,豊明市はここしばらく雨が降っていない気がします。地面やアスファルト・コンクリートを冷やす意味でも,夕立がほしくなる今日この頃。ゲリラ豪雨はいりませんのでほどほどでお願いします。
以前,蒸気エンジンで車を動かそうとしてうまくいかなかった生徒が,真鍮管を持ってきました。何を始めるかと思いきや…
くねくねと曲げて加熱部にあてることにより,ボイラーの中で発生した水蒸気をさらに過熱します。加熱された水蒸気はもともとの水蒸気よりもエネルギーが増大するため,ピストンを動かしやすくなるはず…だったのですが,これでもまだ動きませんでした。加熱水蒸気の実験は,古い教科書には載っていたようです。がんばれば蒸気を紙に当てて燃焼させることができます。ただし,加工する時や出てきた蒸気によるやけどにご注意を。
もう一つ。炭や砂などを用いたろ過器の作成です。
右の泥水を上から入れていきます。
じわじわしみ込んで…
下に置いたペットボトルの水はこんな感じです。下から,木炭,枯れ葉,砂,土(でいいのかな?)で,上から流せばそれなりにろ過できています。これなら,沸騰させて湯冷ましすれば飲めそうな予感がします。
最後に,前回の「ドライアイス周辺のもくもくは何?」の答えを「水蒸気」と書いてしまいました。
正確には,「空気中の水蒸気がドライアイスによって冷やされた液体または固体」です。申し訳ありませんでした。