最近登校時になると腹痛を起こすようになった

最近登校時になると腹痛を起こすようになった

学校に行き渋る場合について

 子どもは大人同様に様々なストレスを抱えています。原因は単純なことが多い訳ですが、子どもにとっては深刻な問題もあると思います。会話の中で多くの原因が分かり、上手に解決してやったり、解決の手伝いをしてやる必要があります。

 親が子どもの悩みの軽重を見誤ってしまうとストレスはさらに深刻になり、身体症状となって表れます。学校に行き渋る場合は単なる怠け心の場合もありますが、学校生活の中にストレスがあることが想像されます。友達とうまくいかない、先生が怖い、嫌いな教科があるなど、の原因が考えられます。本人によく話を聞き、内容によって担任とよく相談する必要があります。ほっておくと長期の登校拒否を起こす引き金ともなり、軽視は出来ません。

 学校だけでなく、家庭にストレスの原因があっても,登校渋りを起こすケースがあります。親子関係に分離不安がある場合(過保護に育てた場合に起こりやすい)、母親と離れたくない気持ちが強く、登校を渋ります。この場合は原因の根が深く、改善に時間がかかるケースが多いのも事実です。

 子どもは大人のようにそのストレスを解消することがあまりうまくありません。一番の薬は親の愛情あふれる接し方です。可愛がることと愛情を注ぐことは同義語にならないことがあり、可愛がりすぎて子どもをだめにしてしまうケースは案外多いものです。

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