結果的に晴天案でもできたかもしれませんが、昼過ぎの時点の雨雲レーダーを参考にして、避難訓練は雨天案で行いました。地震発生のシミュレーションの放送を流して、各クラスで地震が起きたときの心得、頭を隠すこと訓練、避難経路の確認を行いました。運動場への避難は次の機会に行います。もし運動場への避難が行われていて校長講話があったら次のような話をするつもりでした。
「今年はコロナウィルスの影響で世界中が普段と違う生活をしなければならない状況になっています。歴史に残る状況だと思います。令和のスタートも大変な状況になってしまいましたが、令和の前の平成の時代、皆さんが生まれた時代、特にラスト10年は自然災害が多発しました。台風や豪雨災害、火山噴火もありました。今日の訓練で想定した地震の災害が多かったです。
東日本大震災では大きな津波が発生し、学校にいた児童生徒にもたくさんの被害者が出てしまいました。熊本地震では、熊本県の小中高校生の75%が授業を受けられない状態になったそうです。大阪北部地震では登校中の女子児童がブロック塀の下敷きになってしまう悲しいこともありました。皆さんが生きてきたこの十数年は実は日本各地で自然災害が多発してきたのです。
皆さんにとっては、ニュースで聞いたとか、新聞やインターネットで知ったとかのレベルかもしれませんが、地震災害は決して人ごとではありません。実は、愛知県でも、今から70年ほど前に、三河地震という大地震が起きています。実は、その1か月前に、東南海地震も起こり、多くの方が亡くなっています。地震が起こらないことを願っていますが、でも、いつかは起こるかもしれません。いざというときに備え、訓練はまじめにやって家庭でも話題にできるといいです。緊急の際に、小学生は守られる存在、中学生は頼られる存在とも言われています。今日の訓練を生かして、緊急時に備えてください。」
最近は各所で小さいながら地震が頻発しています。人ごとではないと感じています。
別件:みつば学級の活動の写真を紹介します。
↓押し花を作ったそうです。 ↓先日植えた稲が少し大きくなりました。